兄弟は年功序列がうまくいく!?

子育てって難しいですよね。年齢の近い幼児の兄弟なんて特に!

おもちゃの取り合いで喧嘩ばかり。下の子に手がかかるあまり、上の子が嫉妬して寂しくなりその反動で下の子に乱暴に接するなんてことがよくあります。そんな時、どのように対応するのが良いのでしょうか。
セノッピーを辛口評価!

下の子に手をあげたり意地悪したときには、上の子ばかりついつい叱ってしまいがちです。しかし、まだ言葉も勉強途中の幼児に「こら!優しくしてあげなさい」なんて叱っても難しくて伝わりません。大好きなママに怒られたことでますます悲しくなるだけ。ますます下の子に辛く当たるようになってしまうこともあります。

うちの坊やたちもそうでした。お兄ちゃんが弟を泣かせてばかり…。

そこで私は、お兄ちゃんへの接し方をこれまでと少し変えてみました。

おやつの時間、年齢の近い兄弟なのでそれまで平等に半分こしていたおやつを、お兄ちゃんに多くあげるように。「お兄ちゃんだからちょっと多くあげちゃおうかな!いっぱい食べていいよ」。

兄弟で一緒になって抱っこをせがんでくる時、それまで待たせがちだったお兄ちゃんを優先して抱っこ。「お兄ちゃんからだよ!順番にね」。

弟がお昼寝してる間にこっそりお兄ちゃんとアイスを食べたり。「弟くんが寝んねしてるから2人だけでアイス食べようか!弟くんには内緒だよ」。

こんな風に、自分はお兄ちゃんだから特別扱いされてるんだ。いつも大事にされてるんだ。ママはきっと僕のことが一番好きなんだ。

そう思わせるような接し方に変えたのです。本当はどっちも大好きだし、どっちも平等に愛情を注いでいます。

だけど上の子にわざと特別感を与えることで、それまで下の子に嫉妬して寂しくなっていた気持ちが薄まり、幸せな感情が増えて気持ちが安定するようにしました。

実はこれがとても重要なんだと思います。

上の子は自分の気持ちが満たされていることで、下の子と接する時にも心の余裕が生まれてきますよね。いつの間にか下の子に対する対抗心や嫉妬心は薄れてきます。

すると不思議、下の子のおもちゃを奪い取ることがほとんど無くなりました。私が下の子のお世話をしていても邪魔したりせず、そばに来てニコニコしながら見ているようになりました。自分の気持ちが満たされて大切にされているという安心感があると、人に対しても優しくなれるんですよね。自分が優しくしてもらっているのと同じように下の子にも優しくできる。自分が愛されているのと同じように下の子を可愛がることができる。

私は、大人の心理にも似たような傾向があると考えています。

職場で自分より新人のほうが何かとチヤホヤされがちで、自分ばかり厳しくされているような気がすると、なんだか面白くなくなってきます。対抗心を剥き出しにしてわざと冷たく接したりするようなことってありませんか。

でも、いざという時に頼ってもらえたり、仲間からさすがだねと感謝されることが増えたり、先輩が以前と変わらず懇切丁寧に仕事を教えてくれたらどうでしょうか。

自分は必要とされている、居場所がある、信頼されているという思いが増えると、新人に対しても自分がしてもらっているのと同じように自然と優しく接したり丁寧に仕事を教えたりできます。

我が子に対しての愛情は兄弟で平等、そこに変わりはありません。でも、幼児のあいだはさじ加減が必要なことも。子育てにあえて年功序列制度を採用することは、上の子の寂しさや不安をフォローしてあげるには分かりやすくて有効かもしれません。

うちではとても兄弟の仲が良くなりました。仲良く遊べることが増えて、下の子も、最近は遊び方をたくさん知っているお兄ちゃんのことを師匠のように思っているような表情をすることがあります。

小さい子の兄弟喧嘩で悩んでいる方がいたら、上の子優先の子育てを試してみるのもいいかもしれません!